日本の派遣会社の数は世界一と言われています。
その数は2位のアメリカの約2倍以上。
なぜ日本の派遣会社はこれだけ多いのでしょう。
中にはこの数の多さを「異常」だと評価する人もいます。
しかし、数が多ければ、利点もたくさんあるのです。
そして、派遣会社が多いということは、それだけの需要もあるのでしょう。
専門職に強い派遣会社が多い
大手派遣会社はさまざまな職種を網羅していることも多いです。ですが。中小の派遣会社は、他社との差別化をはかるために、専門の分野に特化していることがほとんどです。
例えば、事務系に強い、接客系に強い、アパレル系に強いなど、ありますね。
そして、派遣会社本来の姿である、有資格者専門の派遣会社ももちろんあります。
保育士の派遣会社は人気ですね。他にも薬剤師や看護師のような医療系の派遣会社も多数見かけます。
また、しばらくは短期だけやりたいという人にも、イベント関連しか取り扱っていない派遣会社などがあります。
細分化されていると他の仕事の紹介がない
これだけ専門職に特化しているとあるメリットはまだあります。
それは、他の業種の仕事を紹介されることがないからです。
事務以外の仕事はやりたくないという人は、事務専門の派遣会社に登録すると、事務以外の仕事の紹介はありません。
また、専門の派遣会社の場合、派遣会社ではさまざまなサービスも行っております。
たとえば、数々のセミナーの実施。事務専門の派遣会社ならば、ワード・エクセルの講習会、簿記検定の講習会などもあります。
そのため、未経験の人でも登録しやすい環境を整えています。そして、経験を積むことにより、未経験からエキスパートへとスキルアップすることもできます。
合わない派遣会社があれば別の派遣会社を探せる
これだけ派遣会社があると、やはりどうしても肌に合わない派遣会社もあるでしょう。紹介される仕事内容があまりよくない。担当者と反りが合わない。システムに問題がある。ブラック企業が多い。そんなときは、その派遣会社に見切りをつけて、他の派遣会社に登録することもできます。
そもそも、派遣で働く人は複数の派遣会社に登録していることがほとんどです。合わないと思った派遣会社で仕事を紹介してもらうことはありません。
これだけあれば、派遣会社も選び放題。
自分に合った派遣会社を選べるといいですね。